わたしごと

2018年からバンコクで働いてます。

自分の両親がどんな風に人生の幕を下ろしたいか話した事はありますか?

自分の両親がどんな風に人生の幕を下ろしたいか話した事はありますか?

 

ちょうど自分が30代になるかならない頃から終活という言葉を聞くようになり、母親がまだまだ元気なうちに終活ノートを書いてもらおうと初めて母親に伝えた時、縁起でもないと言われたものです。

 

自分のエゴなんじゃないかという思いと葛藤しながらも終活ノートを書いて欲しいと残される側の気持ちも伝えました。

 

歳を取ると涙腺が緩むとは聞いていたけどこれホントにそう。

どんな人生を送ってきても30歳を迎えた人は皆10,950日生きてきて、1日8時間の睡眠時間を引いた約175,200時間くらい何かしらの感情を抱いているとして経験が涙腺を弱くしているんだろうなぁと。

いろんな経験して良くも悪くも想像力が豊かな大人になっていく。

 

区の定期健診で肺に影があるからと再検査を薦められたのがキッカケ。

その影は結局何でもなかったんだけど、再検査までの数日間は生きた心地が全くしなかった。再検査の結果が分かりホッとしたものの不安は拭いきれず違う病院でも検査をしてもらい異常なしとの事だった。昔患った結核のせいでどうしても影は写り込んでしまうらしい…

 

もし万が一母に何かあったら…

これって両親が高齢になって多くの人が一度は感じた事のある不安だと思う

 

私は母一人、子一人の二人でずっと生きてきた

結婚願望は未だにない…

多分これからもない…

きっと自分の人生で結婚というイベントはない

だから余計に母は娘の私を心配している

その想いは痛い程分かる

でも結婚はないだろうなぁ

 

さてさて話を戻すと

終活ノートの作成をおすすめする理由として

①家族でも知らない事がまだまだ多々あるという発見

②終活ノートを書く本人も家族も心の準備ができる

③『死』これほど確実なものはない。

誰もが『いつか』は死ぬ。しかしそれは『いつか』であってまだまだ先の事と多くの人がそう捉えている。私だってそう。余命宣告をされたわけでもないけど『死』というものを考えると、先送りにしていた事も『今』やらなきゃと思えてきた。

 

母と終活について日常的に会話できるようになってから、世界一大切な尊敬する大好きな母を今まで以上にものすごく愛おしいと思えるようになり、『ありがとう』を伝える時はアメリカ人並みのハグで母を抱きしめるようになったし、外出先であっても同じで、母が歩き疲れたら腰や肩に手を回し抱き寄せて一緒に歩いた。

 

そして『産んでくれてありがとう』『生まれてきてくれてありがとう』と事あるごとにに直接言葉にして伝えるようになったし、産まれた時の事を事細かに聞く事ができ、今自分が母親に出来る事は全てしようと思う。

いつかじゃなくて今。

今出来る事を全力で。

 

もし自分がアルツハイマーになったらどう介護されたいか。

娘としては全力で介護したいが、介護なんてした事もないし、ゴールの見えない未知の出来事に自分が何年踏ん張れるのか皆目見当もつかない。

母は病気なら介護して欲しいが、アルツハイマーなら施設でも構わないと言った。

施設でも構わないという事は、本音は家族に介護してもらいたいという事だよね?という確認もできた。

最期は病院じゃなくて自宅がいい。

もし亡くなったら連絡して欲しい人も聞いた。

お葬式は不要だし、遺骨は海に散骨して欲しいというのが希望だった。

散骨には色々細かいルールがあることもざっくりと調べた。

 

銀行口座や各種証券などはどこにあって、

どこに連絡すればいいのかも把握してある。

借金の有無も場合によっては確認しておいた方がいい。

我が家は借金は幸いにも完済している。

 

母も最初は乗り気ではなかったものの、徐々に気持ちの整理がついてきたらしく、ここ数年私は断捨離しまくっていたのを見て、自ら断捨離をするようになった。メルカリの存在は極めて大きかった。

 

1年くらいかけて我が家は少しずつ断捨離をして今では掃除のしやすい事しやすい事。

防災関連の収納スペースが見やすくなり、毎日目につくので自然と防災意識も高まる。

そしてお金も今まで以上に貯まる体質に変化。

断捨離も急ぐ必要はないし、毎日ゆっくりやればいいと思う。

 

写真の整理は一緒にする事のがおすすめ。

子供にとって自分が産まれる前の両親の事は知らない人もいると思うので、両親の若かりし頃の写真を見て話を聞くのは新たな発見があって楽しかった。

母も言葉にする事で昔を思い出し、更に元気になっていました。

 

いつか来るであろうその日をただ何も知らないという理由だけで不安に怯えながら過ごすのは嫌だしもったいない。

母には好きな事をしてもらいたい。

私も好きな事をしたい。

いざって時に駆けつけられるけど、

常に一緒にいる事が全てじゃない。

 

終活ノートをキッカケに、たくさんの事を全部言葉にして話す事で、我が家はいつか訪れるであろう別れの日を受け入れる準備ができた。

母がどのような最期を迎えたいのか。

 

終活ノート心からおすすめ。

大切な家族の『死』に対して話すのは決して縁起が悪い事なんかじゃないっ。

むしろ病気になってからじゃ冷静に最期の事を考える事なんか出来ない。

元気なうちに今やるべき事。

残された人生もっともっとよりよくするため。

最期の日から数えて『今』が一番若いっていう考え方が大好き。

 

--let's enjoy my life--